「眠れない夜を終わらせたい」
眠れない夜を過ごすのは本当につらいことです。寝付きが悪かったり、夜中に何度も目が覚めたり、朝まで熟睡できないと、次の日の体調にも影響を及ぼします。眠れないと、疲れが溜まり、集中力も低下し、イライラや憂うつな気分になりがちです。そんな状況が続くと、仕事や家事、子育てにも支障をきたし、生活の質が大きく低下してしまいます。
不眠の原因と言われるもの
不眠の原因はさまざまですが、ストレスや過度の興奮、生活習慣の乱れなどが関係していることが多いと言われています。また、寝る前にスマートフォンやパソコンを使いすぎると、なかなか眠りにつけなくなることもあります。本来は、目を閉じれば次第に眠れるはずが、さまざまな要因が絡まり合い、不眠という症状が起こってしまいます。「早く寝ないといけない」と思えば思うほど、眠りにつくことができなくなるともあり、今や国民の21.7%が慢性的な不眠に悩まされており、当店にも多くのご相談が寄せられます。
不眠の種類
不眠=寝つきが悪いというイメージをもつ方が多いかもしれません。しかし、不眠は大きく4のタイプに分けられます。
【1】入眠障害
いわゆる寝つきが悪い状態を表します。ベッドに入って30分~1時間以上眠れないと、入眠障害の疑いがあると言われています。入眠障害は成人の20%弱が該当するとされています。
【2】中途覚醒
中途覚醒とは、特に眠りが浅く、何度も目が覚めてしまう状態のこと。睡眠を持続する力が低下する中高年層に多く見られる傾向にあります。
【3】早朝覚醒
早朝覚醒は決めた時間よりも早くに目覚め、そのまま眠れなくなってしまう状態を言います。特に、高齢者に多くみられる傾向にあります。中途覚醒と同じく、加齢による睡眠の変化が主な原因とされています。
主な原因
不眠症の主な原因は以下の5つに分類されると考えられています。
不眠症は単一の原因ではなく、複合的な要因が関係していることが多いのが特徴です。
不眠と病気の関係
不眠症などの睡眠障害は、糖尿病(2型)や高血圧症、脂質異常症といった生活習慣病のリスクを高める可能性があることが報告されています。
実は、不眠は食欲に影響を与えます。睡眠と食欲を研究した報告によると、4時間睡眠を2日間続けた場合と、1日10時間寝た日と比べると、食欲を抑えるホルモンである「レプチン」が減り、食欲を高めるホルモンである「グレリン」が増えてしまいます。
そのため、慢性的な不眠が続いていると、肥満になりやすく、また、糖尿病や心筋梗塞にかかりやすい傾向にあると言われています。また、睡眠時間が7~8時間の人は、睡眠時間が短い人と比べて肥満や高血圧症、脂質異常症のリスクが低いことが分かっています。
ご相談ください
最近では、年代問わず、不眠でお悩みの方からの相談が後を絶ちません。詳しくお話をお伺いすると、その方特有の原因が見えてきます。生活習慣、食生活、ストレスの状態など、じっくりとお話をお伺いし、正しい健康習慣をお伝えさせていただきます。一度ご相談ください。